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古紙パルプとバージンパルプとの比較

まず、ある製紙会社が公表したデータを参考に"CO2の排出量"を見てみることにしましょう。

パルプの製造においては"原料の調達段階"と"製造段階"の両方でCO2が排出されますが、バージンパルプの場合原料の調達段階での排出量は全体の11%で、製造段階で石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料から排出される量は全体の42%、化石燃料以外から排出される量は全体の47%と、合計すると製造段階での排出量は89%となります。

一方古紙パルプ100%の場合、製造過程で化石燃料から排出される量は83%となっています。

これを見るとバージンパルプの方が、古紙パルプよりも排出されるCO2の量が多いということになりますが、化石燃料によるものだけを比較するとバージンパルプは古紙パルプの約1/2となっています。

ところで、バージンパルプの場合に"化石燃料以外から排出される47%分"というのは、製造段階で副産物として発生する"黒液"と言われる自前のバイオ燃料によるものです。

これはセルロースを取ったあとに残ったリグニンなどが薬剤に溶けだしたもので、カロリーが重油の1/2~1/3程度あって燃料となるために、工場ではそれを回収してボイラーで燃焼させて蒸気を発生させて発電を行いますが、利用された蒸気はさらに紙を乾燥させる工程に送られて紙の乾燥にも利用されています。

しかしこの燃料によって排出されるCO2は本来木が光合成をおこなう際に大気中から吸収したもので、それがもとに戻るわけだから結局CO2の排出量を増やすことにはならないし、古紙パルプの製造のように漂白の必要もないから、結果的には古紙パルプよりもバージンパルプの方が環境への負荷を減らすことができるという説もあります。

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