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木材パルプの製造方法-3

木材パルプの製造法の3つ目は、"機械的な製造法と化学的な製造法とを組み合わせた方法"です。

機械的手法で製造される場合、使用する木材チップの量の90%程度のパルプを取り出すことができますが、セルロースが分断されるために強度という面では劣っています。

一方化学的手法で製造される場合は、使用する木材チップの50%程度のパルプしか取り出すことができませんが、薬品を使ってリグニンを除去することによってセルロースが分断されることもなく長い状態で取り出されるために、強度のある上質の紙を抄くことができます。

原料から目的の物質を取り出す際に、理論上取り出せるはずの量と実際に取り出せた量の割合を"収率"と言いますが、両者の手法を組み合わせて得られる"セミケミカルパルプ"の製造法は"機械パルプのようにパルプの収率を高く、化学パルプのように強く"というように2つの方法のいいとこ取りを目指して考案された製造法で、予め薬品の中に木材チップを入れて煮て柔らかくしておいてから機械処理するというものです。

この作業を行うにあたってはパルプの収率を60%~90%の範囲で選ぶことが出来、それに応じた強度を期待することができます。

ただ機械パルプの製造には電力がかかることから、木材チップが高くて電力が安い状況下では企業にとっても思うような利益を上げることができますが、逆に木材チップが安くて電力が高いという状況下では採算が合わなくなってしまうという不安定さもあることから、結局大きく発展することはありませんでした。

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